Wilson

ディマリニ

それは「ディマリニ・バットを使えば、身長5フィート4インチ(約157.5cm)体重120ポンド(約54.5kg)の小柄な選手でも、320フィート(約97.5m)は飛ばすことができる。それでは、選手の実力は関係なくて、単にバットの違いでしかない」からだ。エバンスビルのシティ・リーグでは現在、ディマリニ製品および類似品の使用が禁止されている。

従来のアルミ合金バットは、穴をあけた棒状の金属に毛が生えた程度の製品に過ぎなかった。バットの性能に大変革をもたらしたのはディマリニである。それが「バットの中にもう一つバットを入れた」二重管構造だ。この特許取得技術は、二層からなる極薄のアルミ合金壁をグリースの超極薄層で隔てるというもの。このテクノロジーがトランポリン効果を生み、打球をより早いスピードで、より遠くに飛ばすことを可能にした。

クリーブランドにあるNASAのジョン・グレン研究所で微重力を研究する物理学者であり、同時に優秀な野球選手でもあるマーク・マクドーウェル(Mark McDowell)博士は、バットの形態と野球用具の調査研究に毎年何千ドルもの私費をつぎ込んでいる。その動機は、「パフォーマンス・バットの秘密…巷にあふれる宣伝コピーが本当かどうかを知りたいだけ」だそうだ。

彼が個人的に集めたテストデータによると、ディマリニ・バットは「打球にパワーを与え、史上最速のスピードを生み出している」という。わかりやすくいえば「ディマリニで打ったボールは、とにかく飛ぶ」のだそうだ。

同博士は定期的に「バット・チャレンジ」を主催している。このイベントでは、一般のプレーヤーがいろいろなバットを使って停止状態のボールを打ち、スピードを測定する。時速90マイル(145km)以上の記録も出ているが、木製バットではせいぜい77マイル(124km)止まりだ。最近のバット・チャレンジでは、ディマリニのバットが常にトップ3を独占している。